アファメーションで独立・起業・夢実現。「いきなり!社長宣言!!」-“夢は口に出すことで実現する!”というアファメーション:ライブラリー

2006年11月 4日

積極的傾聴とは?相手の心をほぐす技術。

夢実現のアファメーションを実践する起業家にもっとも読まれているブログは?

もし悩みを打ち明けられたら。

ちょっとディープな例えなので、読みたくない方は読み飛ばしてください。

「実は…ときどき無性に人を殺したくなることがあるんです…。」

もし、あなたが友人からこんな悩みを打ち明けられたとしたら…どう答えますか?

あなたならどうする!?

僕はまだそんな人にあったことはありませんが、カウンセリングの現場では、ときどきこんなコアな悩みを打ち明けられることもあるそうです。
(ちょっと怖いですね。汗)

そんなことを言われたら、

「ダメだよ!そんなこと思っちゃ!人を殺すなんて良くないことなんだから。」

と答えるのが普通ですよね?

または、

「人を殺したら殺人罪だから、懲役何十年、いや、もしかしたら死刑だよ。それに、相手の家族や自分の家族のことを考えてみろよ。」

さまざまな理由やデメリットを見つけて、説得しようと試みるはずです。

けれども、そのアドバイスは確かに正論かもしれないけれど、これは“今の”彼には伝わらない。
だって、悩みを打ち明けるぐらいだから、彼はそれを「いけないこと」だと分かってはいるけれど、それでも「人を殺したい」と思ってしまうことがあるんだから。

そんなときカウンセラーは、

「なるほどー。嫌いな人とかの声や存在が気に障るようなこともありますよね。ところで、どんなときにそう思うことが多いのですか?」
「一日の中であえて言うならば、何時ごろが一番そういう気持ちになってしまいましたか?」
「逆に、そう思わないときはどんなときですか?」
「熟睡しているときはそう思っているんでしょうかね?」
「食事しているときはそういう気持ちになりましたか?」
「(もし特定の相手がいるのであれば、)いらいらしてしまうのは、どちらかというと声ですか?態度やしぐさですか?それとも表情ですか?」

というような“さまざまな質問”をしていきます。
そう。つまり相手の気持ちを否定しないんです。
(さらに、一連の質問にも、実はいろいろな仕掛けが組み込まれてます。)

先日、「積極的傾聴」についても、ちょろっとお話ししましたが、こんなディープな悩みに対しても、いや、ディープな悩みだからこそ、まずは相手の心を受けとめるということが必要なんです。

「受けとめる」というのは、相手と同じ考えを持つ(受け入れる)…ということではありません。(そもそも上記の例なんかは、とうてい受け入れられませんから。)

僕がここで使っている「受けとめる」というニュアンスは、ただ相手がそう思っている、そう感じているということをそのまま“受ける”ということです。…って、やっぱ分かりにくいですかね。(言葉の解釈なので、ホントはなんでもいいんですが。汗)
「受けとめる」という言葉がしっくりこないのであれば、先日の「相手に合わせる」(ペーシング)と同じだと思ってもらってかまいません。(言葉の解釈なので、)

「そんなこと思っちゃダメだ!」
「そんなことをしちゃダメだ!」

分かっていてもそうできない、すぐに気持ちを切り替えることができない。

もしあなたの目の前の人がそう思っているのであれば、自分と意見が違うからといって、いきなり否定したり、自分の考えをアドバイスするのではなく、まずはただ聞いてあげるといいかもしれませんね。

先ほどのように質問をするのもいいかもしれませんし、自分とは違う考えがあったとしても、

「なるほどー。そういう考え方もあるんだー。僕は思いもつかなかったな。」

と、相手の言葉を聞いてあげる。
(ちなみにこれ↑は、簡単な言葉だけど実はすごいんですよ。だって、相手に賛成もしていないけど、否定してもいないんですから。w)

そして、的確な質問によって、少しずつその問題をこま切れにして、小さく小さくしていきます。

人は必ず変われる。

1日24時間、まったく同じ気持ちや考えに囚われていると思っている人もいますが、そんなはずはありません。どんな人でも、常に気持ちや心は変化しています。
その無意識の変化に気づき、それを意識化することで、ひとつの大きな悩みだと思っていたものが、実は「小さな問題や気持ちの集合」だということを知る。そして、「いろいろな自分」を発見し受け入れる…。

悩みを持っている人は、往々にして余裕がない場合が多い。
あまりにも大きな崖を目の前にして、どうしたらいいか分からないような状態です。
けれども、もし小さな足場を見つけることができたら?もしロッククライミング用の器材があったとしたら?

「積極的傾聴」によって、まずは相手の心を受け入れ、少しずつ心のコリをほぐしてあげる。そうすると、少しずつ余裕が生まれて、自ら解決策を見つけたり、小さな一歩を踏み出すことができるようになるのです。

「積極的傾聴」は、他人に対してだけではなく、自分自身の成長にとっても有効です。

誰しも「自分の意見」というものを持っています。それを捨てろとは言いません。むしろ確固たる信念を持つことは悪いことではありません。
けれども、時々それに縛られて、人を受け入れることができなくなってる場合も多い気がします。

「僕はこう思う。」
「僕にはそれはできない。」
「自分を変えることは難しい。」

ときどき自分を振り返って、そしてたまには自分とは違うと思っている意見にも、積極的に耳を傾けてみると、「新しい自分の発見」があるかもしれませんね。

…って、結局最後まで読んじゃいましたね。w

え?僕?

…日々精進したいと思います。(あれ?どっかで聞いたような…。汗)

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投稿者 kuro : 2006年11月 4日 07:43 | ID:643

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