アファメーションで独立・起業・夢実現。「いきなり!社長宣言!!」-“夢は口に出すことで実現する!”というアファメーション:ライブラリー

2006年5月 5日

「限界を突破する『学ぶ技術』」を読んで。

夢実現のアファメーションを実践する起業家にもっとも読まれているブログは?

学ぶ技術のまとめ。

以前「必要なのは変化だ。」でもちょこっと書きましたが、大学院で学んでいる「アクティブラーニング」という学習手法のまとめです。

限界を突破する「学ぶ技術」

NLPやコーチング、ヒプノセラピーなどに通じる考え方もありますが、著者の羽根さん曰く、独自の学習手法だそうです。w

確かに、実践的で共感する部分も多々あるので、夢実現のためのアファメーションとして、今後の人生に役立てたいと思います。

※かなり長いので、覚悟ができた方のみお読みください。w

学ぶ技術。

自己成長。

私たちは今まで「学ぶ技術」についての勉強をしてきていなかったので、「知識の入手」で満足していたように思います。知識を持っているだけでは、なんの役にも立ちません。
けれども、「学ぶ技術」を身につけることで、得た知識を活かすこと(能力の獲得)ができるようになります。(※使えない100本の武器より、使える1本の武器。)

そのためのキーワードは「自己成長」です。
今よりももっと上を目指す、そのことを意識することで日々の出来事や学んだことすべてから、自分にとって役に立つ「何か」を手に入れることができます。

私たちの学習に不可欠な「記憶」は、印象の強さによって左右されます。印象が弱ければ記憶に残らないし、逆に印象が強ければ1回の学習によって記憶を定着することができます。

思考停止と視点移動。

注意しなければならないのは、「思考停止」という状態になることです。慣れた仕事やルーティーンワークは、確かに効率化は図れるかもしれないけれども、それによって本来考えなければならないことをおろそかにしてしまう恐れがあります。
つまり「成長の機会」を逃してしまうのです。

そこから抜け出すのには「視点移動」が役に立ちます。(NLPにおける「リフレーミング」のようなものでしょうか?)多くの趣味を持つことや、または今までしたことがないことにチャレンジすることで、新しい視点(考え方)が生まれ、今まで見てきたものも客観的に見ることができるようになるのです。
先ほどの「思考停止」の状態も、視点を変えれば「いまはまだ答えを出せない状態」ということを示しているだけなので、頭をフル回転させることで成長する可能性を引き出すことができます。

自己成長力のある人は、ひとつの事柄からさまざまな属性を見出し、そこから別の新しい要素を形作る術を持っています。
昔、あるデザイナーのところで数ヶ月丁稚奉公をしたことがありました。そのとき、

「『デザイン』とは、無から有を生み出すのではなく、有と有を組み合わせて新しいものを作ることだ」

と教わりましたが、自己成長力に関する上記の考え方は、その教えに通じるものを感じます。

マッチ&ビルド

マッチ&ビルドというトレーニング方法は、その「組み合わせ」によって新しいアイデアを生み出す力を身につけるのにとても役に立つ方法です。

例えば、「お茶」と「コンピュータ」という一見関連性のなさそうな二つのものの共通項を探して、それをもとに新たな要素を構築するというものです。
周りを見渡せば、そういう思考によって新しく開発された商品やサービスが沢山あります。

このとき注意するのは「価値ある新規性」があるかどうかということです。
つまり、既知であるもの同士の組み合わせに新規性があったとしても、そこに価値がなければ受け入れられません。人に受け入れられるには、または人をひきつけるには既知性と新規性のバランス(アクティブバランス)が重要なのです。

テイクオフ(Take O&F)

自分自身の考えや思いをこねるには「テイクオフ(Take O&F)」というトレーニング方法があります。自分の考えを他者にアウトプットして、その人からまたフィードバックを受ける。そしてまた別の人に…。
自分の考えを他者に話す過程で、自分の考えがまとまったり、新しい気づきを得て、また他者のアイデアを取り込むことによって、自分ひとりの限界を超えて、より豊かな創造をすることが可能になるのです。

行動を司るのは理論ではなくエモーション。

感情に火をつける。

ある「考え」は、頭に思っているだけでは何の価値もありません。その考えを行動に移すことが重要です。
「夢を実現したい」と思っていても、思っているだけでは夢は実現しません。なんらかの行動が伴って初めて、夢を実現することが可能になるのです。
けれども、なかなかそれができません。

「頭では分かっているけど、~できない」

という状態です。

それを打破するのに有効なのが「意図的な体験」です。
私たちの行動には「感情の起伏」が深く関わっています。けれども、「感情を動かそう」と思っても動いてはくれません。この「感情」に火をつけるのが「体験」なのです。
そして、感情の起伏を起こさせるような「意図的な体験」を自ら演出して、自分に行動を起こさせるのです。

そして、自分自身で欲求をコントロールする力、つまり「セルフ・マネージャー」を導入することによって、「体験」→「感情」→「セルフ・マネージャー」→「行動」という、真の行動力が身についてきます。

行動と分析のバランス。

何かを実現するには必ず「行動」が必要ですが、常に成功するとは限りません。時には失敗をしたり、意図した結果が得られなかったりする場合もあります。過去にもそういった経験が少なからずあるはずです。

私たちは過去の失敗や、これから起こる可能性のある失敗によって不安になったりします。けれども、ここで重要なのは「困難や失敗こそがデータベースになる」ということです。
困難や失敗は「学びのキッカケ」でしかありません。準備万端で挑んでも、失敗するときは失敗するのです。

ただ闇雲に行動すればいいというものではありませんが、行動しなければ、その行動から得られた情報を分析することはできません。

失敗に怯えて何も行動をしないのではなく、失敗を恐れずに何かに挑戦することで成長し、そして失敗をしてもそこから何を学び取るかが重要なのです。

分析や予測によって綿密な計画を立てることはとても価値のあることです。けれども、やはり失敗するときは失敗します。それはなぜでしょうか?

変化に対応するアドリブ思考。

環境、時間、人、資源、情報など、ものごとは常に変化しています。事前に立てられた「綿密な計画」には、そのさまざまな変化を織り込んでいないのです。

変化を「織り込んでいない」というよりは、織り込むことができないというのが正しいのかもしれません。

「成功」するには、このさまざまな問題に臨機応変に対応するアドリブ思考、つまり「変化対応力」が不可欠なのです。

この変化対応力を身につけて、行動からエネルギーを生み出し、次の原動力にする「発力効果」を高めるには、動きの予測できるものよりもできないものを利用するという方法があります。その“予測できないもの”の最たるものが人間です。
つまり、「他者を絡める」ことによって、この発力効果を高めることができるのです。

夢は口に出すことで実現する。

公力効果。

私には「夢は口に出すことで実現する」という持論がありますが、アクティブラーニングにも「公力効果」という考えがあります。自分自身だけで自己管理をするには限界があります。けれども、周りの人に影響を与えてしまう形でした約束は、自分ひとりでした約束よりも、忠実に守ろうとします。
つまり、自分自身の夢や目標を公言し、自分でやるべきことを公の影響力を利用する形で実現してしまうのです。
これはまさにこのブログのメインテーマである「アファメーション」そのものです。そのアファメーションを、具体的な「行動」に落とし込むために、自分自身だけでかかえるのではなく、公言するということですね。(アファメーションの方法も参照。)

アクティブバランス。

人が成長するには、二つの相反する要素を併せ持ち、お互いがバランスをとり合った状態(アクティブバランス)で成長していきます。
指導者に必要な「厳しさ」と「優しさ」。仕事や人生における「自信」と「謙虚さ」。「まじめさ」と「やわらかさ」、「光」と「影」、「静」と「動」…。
どちらか一方ではなく、両方をバランスよく使い分けることによって最大限の効果を引き出すことができるのです。

自分力。

私たちはそれぞれ「自分力」というものを持っています。プラス要素でもマイナス要素でも、自分が持っているすべての要素を持っている人間は、この世には自分しかいないのです。
その、自分の中にあり、ほかの人にはない「差異」を追求して、さらに他者評価によって価値を高めることができれば「自分力」を磨くことができます。

自分力を持つために重要なのは「精神的支柱」の有無です。それがあれば自分の行動に自信がもてるようになり、言動も一貫したものになります。そして、それによって周囲の反応すら変わることがあります。

また、自分力を前面に押し出すことで「突き抜ける」ことができます。何も特別な技術や知識は必要はありません。自分らしさを見つけ、それをアピールすることが突き抜けていくためのコツなのです。(自分自身の棚卸作業?

やりたいこと選手権。

人は好きなことや、やりがいのあることを仕事にすることで、技術やノウハウの習得が早くなり才能を存分に発揮できるようになります。それを見つけるのに効果的なのが「やりたいこと選手権」です。できるできないは関係なく、頭のなかにある断片的素材を洗いざらい書き出すのです。(「好きなこと、やりたいこと」という記事も参照。)

そして、その書き出したものの中で勝ち抜き戦をします。すべての好きなこと、やりたいことにランクをつけて、最後まで勝ち残ったものが出てきたら、それが「成功のための地図」になるのです。

作業はそれで終わりではありません。今度はその地図の意味を解読します。最後まで残った項目だけ眺めていても本質は見えません。他の項目に共通する何かがないかどうか考えてみるのです。

この作業によって導き出されたものは、「本当にやりたいこと」です。ひいては真の「精神的支柱」の構築にもつながっていくのです。
※この作業の前に、以前ブログに書いた「やりたくないことリスト」を作るとより密度の濃い「やりたいこと」が見つかるかもしれません。

成功を手に入れるための他者の協力。

他者利用というアプローチ。

前述のとおり、「他者を利用する」ことで自分の限界を超えた成長をすることができます。
この成長の方法は、組織についても同じことが言えます。今までの「中央集権型」ではなく、「分散型(グリッド)」の組織を形成するということです。
もちろん、それぞれメリット・デメリットがありますが、「分散型」はさまざまな他者の考えが並列に相互作用し、「予期せぬ発展」を引き出すことができるのです。

また、他者から寄せられる、否定的な意見もまた自分を磨くのに有効です。その「否定」は「私」を否定しているのではなく、アイデアを深めるために「意見」を否定しているだけなのです。
思いついたアイデアをより質の高いレベルへと引き上げるために否定的意見を聞く習慣を身につければ、自分ひとりでは得られない「気づき」が得られるはずなのです。

授受の法則。

「授受の法則」とは、「与えれば与えられるし、奪えば奪われる」ということです。
心理学で言う「好意の返報性」と似たようなものかもしれません。

人は「自分にとって意味がある」と判断したときのみ、本気で力を発揮します。そして、他者と関わる場合、「相手のためになるかどうか」ということも重要です。

「自分にとってのメリット」→「相手にとってのメリット」→「両者にとってのネクストステップ」を考えることで、モチベーションをキープしながら抜群のパフォーマンスあげることができるのです。

人の上に立つということ。

指導力とは?

本当の指導とは、「正解を教えないこと」です。
人は、自分自身で正解を見つけたとき、そのことをよく覚えています。つまり優れた指導とは、正解を教えるのではなく、正解を発見させる「きっかけ」を与えることなのです。

また、上司や指導者にとって、人にやる気を出させることもとても重要な仕事です。
人が高いパフォーマンスを出すには、仕事や会社、所属する組織が目指すものに対して高い「価値」を感じられるかどうかです。

人はお金を得るために仕事をします。けれども、お金のために働くのではありません。実際に求めているのは、その先にある「自分の望むもの」を手に入れることなのです。
つまり、人を動かしたいと思ったときは、金銭を支払うという選択肢以外に、「価値」を生み出すという考えも併せ持つことが重要なのです。

仕事に「価値」を付加することができれば、お金ではなくその仕事をしたいという人が集まるので、仕事の質があがらないはずがありません。人は自分にとって価値があると思えるときに本気になるので、自分や会社の魅力を高める努力を怠らなければ、結果として優秀な人材が集まってくるはずです。

組織力を強化するためのC2理論。

組織の進化は「構築=Construction」と「変化=Change」という二つの相反する要素が深く関わっています。(C2理論)そして、その二つのメリットを併せ持つことが、組織を成長に導くのです。
カルロス・ゴーンが行った日産の改革プロジェクト(NPW=Nissan Production WayとCFT=Cross Functional Team)も構築と変化の二つが含まれています。
NPWのメリットは、世界中の生産方式の標準化により均一クオリティ、コスト削減、そして成長のプロセスの共有化です。
それに対してCFTは、部門や役職を越えて改革チームを組織することで新しいアイデアを生み出すことに成功しました。CFTに多大なる権限を与え、そして、それによって組織の活性化を図ることができたのです。

組織に必要な「イズム」。

私たちが組織を作るとき、必ず行わなければならないのが、その組織のメンバーの心のよりどころ、個人の成長にも必要な「精神的支柱」を作ることです。それぞれのゴールバラバラであっては、組織力が発揮されることはありません。複数の人間が集まる効果を引き出すには「共通言語」が不可欠です。そしてそれを高めることで「イズム」にまで昇華させて、はっきりとした言葉で表すことができれば、個々の多様性が強みとして生きてくるのです。

実践・行動。

こうやってザーッと書いてみると、言ってることは僕といっしょですね。…いや、ちょっと言いすぎ。(汗)
もちろん羽根さんのほうが僕より全然成功しているし、すごいと思います。
けれども、いくつかは僕が以前から言っているようなことにも通じるものがあるんじゃないかと。
(あ、あとでブログ読み返してみよーっと。)

猪木も言っています。(プロレス全然知りませんが。汗)

「この道を行けばどうなるものか、危ぶむことなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一歩が道となる。迷わず行けよ、行けばわかる。1、2、3、ダーッ!」

(※ちなみにこの言葉↑は猪木が引退するときに言ったことで有名ですが、もともとはとんちで有名な一休和尚が詠んだ詩だって知ってましたか?)

つまり、アクティブラーニング、僕のブログ、猪木に共通している(?)ことは「行動こそが最大の暗示」だということです。(だいぶざっくりまとめちゃいましたが。)

どちらが正しいとか正しくないとかではなく、要は実践・行動あるのみ。このブログもまた僕にとっての実践の場なんです。(さらに、言うのであれば、公力効果を利用した自己管理ツールですね。w)

みなさんも「学びの技術」を身につけて、さらにバージョンアップしていきましょー!

限界を突破する「学ぶ技術」

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投稿者 kuro : 2006年5月 5日 05:50 | ID:571

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