アファメーションで独立・起業・夢実現。「いきなり!社長宣言!!」-“夢は口に出すことで実現する!”というアファメーション:起業ストーリー

2007年10月20日

小さくまとまんなよ。

夢実現のアファメーションを実践する起業家にもっとも読まれているブログは?

いつも心に。

今日は長いよ。(…って、いつも長いけど。)

けど、ちょっといい話。

夢を手に入れた男。

先日、大学時代の悪友(?)が出た舞台がテレビ放映された。

文学座の俳優で、名前は「浅野雅博」。
脂が乗ってきて、いい役者さんになってました。
熱烈なファンもいるらしく、ネットで調べると
ファンサイトまでありやがった。チッ
(でも、応援してあげてね。)


ヤツはずっと舞台一筋。
文学座経由の仕事で、ときどきジブリ映画や、海外の吹き替えなんかもちょい役でやってるらしい。
(なぜか、ラスト・サムライの吹き替え版で“日本人の役者”の吹き替えもw)

昔の仲間が活き活きと演技しているのは、なかなかどうして感動するものです。
(今回の舞台も、不覚にも最後はちょっとうるっとしてしまった。)

んで。

せっかくなので、数年ぶりに大学のときつるんで多感な時期(やんちゃな時期?)を過ごした連中に、そのテレビ番組を教えるためにメールしてみた。


トヨタのディーラーで車売ってるヤツ、KDDIのサポートで、派遣の女の子たちを教育しているヤツ(うらやますぃー)、公務員、不動産屋、主婦…などなど。

…同じ学び舎で勉強(?)したはずなのに、まったく脈絡ないっす。w

その中で一人、いったん旅行業に就いて、そのあと「海外なんたら協力隊」に行って帰ってきたHと連絡がとれた。

今は静岡にいるらしいけど、たまたま転職活動中で、東京に来るってことで、急遽会って近況報告することに。

渋谷で待ち合わせすると、バッチリスーツでちょっとまじめな雰囲気。

昔の彼からは想像できない“ちゃんとした”格好。
(こっちはいつも通りジーパン&パーカー...orz)

で。ちらっと左手を見ると…。

ゆ、指輪してんじゃんっ!

僕「け、結婚したの」

ヤツ「うん。」

僕「いつ?」

ヤツ「2月。」

僕「おーおめでとうっで、誰か他に知ってるの?」

ヤツ「いや、誰も知らないと思う。」

……

………

っておぃ!
そんな大事なことは、ちゃんと連絡しろよっ!!

大学卒業後、就職もせずにちょっとプラプラしてた時期に、横浜(菊名)の、あの狭いウチに2週間ほど居候したり、(“あの”は分からない人のほうが多いだろうけど、収納ベッド、でも普通の収納はナシでホントに狭かった!)8年勤めたHISをサラッと辞めて、「海外なんたら協力隊」でコスタリカに行っちゃったり…。
(ちなみに、結婚の相手も協力隊で知り合った女の子らしい。)

まぁ、破天荒なヤツでした。

結婚して、幸せで順調で、まさに人生“順風満帆”…かと思いきや、転職がなかなか決まらず精神的にはちょいと厳しいらしい。
(奥さんは、そんなヤツでも見放さずに、バイトをしながら支えているとてもいい人。)


確かに、待ち合わせで会った瞬間、昔の“あっけらかーん”とした雰囲気がちょっとなかったもんな…。

「オレはもういいよ。小さくまとまるさ。」

伏目がちに、ぼそっとハヤムラが言った言葉。

ちょっと引っかかりました。

小さくまとまんなよ。

大学時代…何も怖いものなんてなかったころ。(ガキだから)

オレらは、ことあるごとに

「小さくまとまんなよ」

って言ってました。

社会のことなんて何も知らず、ましてや、たいした挫折も経験したことのない、20代の最初のころです。(なので許してね。 汗)

何も知らないからこそ、なんだってできる気がしてた。
(んでまた、こいつら↑が死ぬほどモテてた。ホントにすっげー勉強になりました。)

「小さくまとまんなよ」

その言葉の通り、自らの道を突き進んで、夢だった俳優という仕事を手にしたヤツ。

マンションを売りまくって営業成績でトップを張って、先輩の独立に参画して、いまはうなるほど金を持ってるヤツ。

ディーラーで働きながら、個人的にお客さんから相談されたパーツなんかをネットで売買して、一時期会社の給料よりもそっちの収入のほうが良かった…なんてヤツも。w

壁にぶつかる。

壁を乗り越え、壁を壊し、時には穴を掘って、どうしても越えられないときは迂回路を探して、自分の道を進んでる連中ばかり。

彼らは今でもその勢いは止まらなくて、活き活きとしている。

そして今、いろんな挫折をして、精神的に落ち込んでるヤツも…。
(まぁ、35歳だからね。いろいろあらーね。w)

話を聞くと、協力隊から去年帰ってきて、熱海の小さなホテルの支配人(!?)として就職したらしい。
でも、そこがダメダメなところで、結局5ヶ月で退職。...orz

それからずっと就職活動をしてるんだけど、いろいろな壁(年齢、経験、資格など)があって、なかなか決まらないらしい。

受けた会社は30社以上。

…まぁ、そりゃ落ち込むわな。

僕も旅行業からドロップアウトして勉強して、デザインっていう異業種に転職するときはやっぱり全く決まらなくて(同じく30社ぐらい落ちたw)、そのときはだいぶ凹んだもん。

「小さくまとまんなよ」

子供のころ(?)は、半分お遊びで言ってたような言葉だけど、今思うに、実はこれってすごく大事なことなんじゃないかと。

小さくまとまらないとは?

人それぞれ、いろんな解釈があると思いますが、僕の中では、「小さくまとまらない」ってことは、「“大きく”いよう」ってこと。

そしてそれは、誰か別の人と比較しての“大小”じゃなくて、自分の器や、自分の夢、目標なんかを大きく持てと。

比較するにしても、他人と比較するんじゃなくて、今までの自分と比較しましょうと。

「堅実でいること。」

それはとてもすばらしいこと。

特に、守るものがある人には、なくてはならない心構え。
(僕は昔、これ↑が足りなかった。)

でも、「堅実でいること」と「小さくまとまること」は違う。

最初は、

「とりあえず普通にサラリーマンやって、生活ができるレベルで…」

的なことを言ってた(解釈が違ったらすまん!)けど、もっと掘り下げて彼の話をよくよく聞いてみると、やっぱり小さくまとまりたいわけじゃない。

大手じゃなくて、小さい旅行会社に入って、そこで実績を上げて、どうせだったら会社ごと大きくなりたい…。

…いいじゃんっ!それ!!

だって、それって小さく…じゃなくて、堅実で、そして着実でありたいってことだもん。
ヤツも大人になったって証拠です。…なんてね。
(僕もちょっと見習いたいもんです。 汗)

心や時間の“のりしろ”を持つ。

彼に限らず、最近いろんな人から相談を受けたときに言うのは、

「“のりしろ”を大事にしよー。」

ってこと。(人に…っていうよりは、自分に対してかもしれないけど。)

つまり、時間にしろ、仕事量にしろ、プライベートにしろ、

「常に余裕を持つ」

ってことです。

新しいことを始めようとするとき、緊張して、不安で、どうしても余裕がなくなってしまう。

一生懸命やってるのに、結果が出なかったり、気持ちばっかり焦って空回り…。

「あーっ!もうっ!!」

悔しくて、悲しくて、辛くて、八方ふさがりな感じがして、ついつい目線が下がりがちに…。

そんなときこそ、気持ちの切り替えが必要なんです。

「そんなことはわかってんだよ!でも…気持ちなんてそうそう変わるもんじゃないよっ!!」

うんうん。分かります、その気持ち!
数年前、僕も家庭内別居が1年続いて、結局離婚するまではそうだったもん。(いきなり重っ!)

変えられるのはどっち?

だったら、まずは変えられるところから。

せせこましく、仕事ばっかりになってしまっていたら、ほんの少し、たとえ10分でも5分でもいいから、ゆったりする時間を作ろう。

自分を見つめなおす、そして、あごを上げて、目線を遠くに置いて、周りを見渡す余裕を持とう。

街の交差点、黄色信号で思わず走ってしまう自分がいたら、一呼吸置いて次の青まで待ってみる。

「気持ち」はすぐに変えられなくても、「行動」は自分の意思で変えられる。

行動の変化は、必ず心に変化を及ぼす。

「そんな悠長なこと言ってる暇はない!すぐに結果を出さないとっ!!」

そう言う人もいるかもしれません。

けれども、その結果を手に入れるために、あえて余裕を持たなきゃいかんのです。

だって、自分に余裕がないと、人の言葉に耳を傾けることができなくて、周りを見ることができなくて…

すっごくいい情報も取りこぼしてしまう。

目の前の相手がどう感じているか、どう思っているか…そんなところに気が回らなくなってしまう。

面接だって必死感がいっぱい。
ヘタすると悲壮感まで漂っちゃったりして、当然、相手にはそれが伝わっちゃいます。

仕事の商談だってそうかもしれません。
もちろん、“熱意”は伝えなきゃダメだけど、必死になって“取りに行ってる”感じが伝わっては、相手も引いちゃいます。

クライアントは、目の前の営業さんに“論破”されるのを望んでいるのではなく、自らの意思で決断したいと思っているんだから。
(洋服買うときとか、店員にしつこく勧められたら…イヤじゃない?w)

まぁ…その辺は、僕なんかよりずっと営業やってる人のほうが詳しいだろうけどねーん。

水鳥の水面下は?

こういう話になると良く聞くのが、「水鳥」のたとえ。
(あれ大好き!)

水面をすいすいと優雅に動いている水鳥も、水面下ではすごい勢いで足を動かしている。
でも、それは誰かに見せるためじゃない。

自らが優雅に、そしてゆったりと動くために。

その優雅さが水鳥の美しさを際立たせ、そして、見る側に対しても安心感を与えるんです。

Hに…いや彼に限らず、オレらに必要なのは、

「ゆったりとした余裕のある行動をし、“自然な自信”を身にまとうこと」

なのかもしれませんね。

まぁ、こういう話も、余裕がないと心に届かないんだけど。w
(だから、「うるせーっ!」って思った人は、これを閉じて、思いっきりスルーしちゃっていいっす。
っつか、イヤなヤツになりたくないので、スルーしてください。)

…って、だいぶ支離滅裂な感じになっちゃいましたが(汗)

小一時間お茶をして、昔話に花を咲かせ、くだらないことをダラダラと話し、ほんのちょっと真面目なお話。
(まぁ、同い年なんで、“アドバイス”なんてえらそーなもんじゃなくて、自分自身の“挫折と失敗の凹み体験”を話しただけだけど。泣)

交通事故、1回目の起業の失敗、離婚、プチ鬱などなど、僕の“凹み体験”を聞いて、帰るころには、落ち込んだ気分を少し紛らわすことが出来た(?)らしく、Hもちょっと元気が出たみたい。
(昔みたいに、くだらないことを言う余裕が出てきたし。っつか、そもそもくだらないヤツだしw)

…話しながらいろいろと思い出して、逆にこっちが落ち込みそうになっちゃいましたが。(泣)

でも、

「小さくまとまんなよ」

彼に対してだけでなく、自分自身もこの言葉を久々に思い出して、なんだかテンションが上がりました。

うっしゃっ!

この記事に関連する(かもしれない)書籍

 

投稿者 kuro : 2007年10月20日 03:04 | ID:739

ページトップ△

ページトップ△